スタハ卒業生に聞く!先輩起業家インタビューvol.2

スタハを卒業(=起業)した先輩起業家にインタビューするシリーズの2回目。
今回の卒業生は、株式会社ベーカリーイノベーション研究所の田中康之氏です。

スタハはオープン当初から利用していたという田中さん。40歳半ばにして「社会貢献ができる事業をしたい!」と考え始め、起業には体力とネットワークが必要だと思い、55歳で起業の道に踏み切ったそうです。

 

田中さん:事業アイデアは既にありましたが、事業計画や経営方法などを考えると、どうやればいいのかサッパリ分からなくなって。当時は現役サラリーマンで、経営企画に所属もしていたので知識はあるはずなのに、自分の事業のことになると分からなくなる。不思議ですよね。

 

そんな田中さんがどのように施設を利用してスタハを巣立ったのか? インタビューしました!

 

 

起業家プロフィール
田中 康之氏 (たなか ひろゆき)
株式会社ベーカリーイノベーション研究所 代表取締役

京都市出身。同志社大学商学部卒業後、石油会社勤務、その後放送局で営業、事業、メディアライツ部門を経て、グローバル展開の玩具会社の執行役員に転身。2017年に株式会社ベーカリーイノベーション研究所を設立して、製パン業界のイノベーションに取り組む。天然酵母製パンの製法特許技術と産学連携による花から酵母菌を採る技術を組み合わせて、花酵母製パン技術でリテールベーカリー支援と地方創生を通じてSDGs GOAL 1.3.8.12.17.に取り組んでいる。
会社URL:https://www.bakeryinnovation-lab.com/
サービスサイトURL:https://atbread.com/


スタハでスタートアップのABCを体感!

――スタハに通い始めた頃は、起業準備はどのくらい進んでいましたか?

田中さん:既に起業アイデアはありましたが、漠然としたものです。スタハを利用して事業アイデアをどんどんブラッシュアップしていきました。

 

――スタハで役立ったメニューを教えてください。

田中さん:まず、本です。起業を考えているときは、アレもやりたい、コレもやりたいという思いが膨らんでいくのですが、本がその思いにストップをかけてくれました。既存のビジネスには面白みを感じられず、またレッドオーシャン(競争の激しい既存市場)に入ることも避けたかった。本を読んで自分のアイデアは既存であることを知り、新しい分野に目を向けるヒントになりました。


コンシェルジュ起業相談は壁打ち!?

――田中さんはコンシェルジュ起業相談にもイベントにも積極的に参加されていましたが、どのように役立ちましたか?

田中さん:起業相談は「壁打ち」として役に立ちました(笑)。コンシェルジュの木立さんと鈴木さんによく相談していたのですが、話すことでアイデアがまとまっていくんです。これがとても役に立ちました。月に4回を半年間、ずっと続けていました。

またイベントは、できるだけたくさん参加するにようにしました。オカネのはなしシリーズ(*)では補助金・助成金について勉強になりましたし、コンシェルジュさんから「やってみない?」と背中を押されてピッチイベントにも参加しました。本、起業相談、イベントを通して、スタートアップのABCを体験できたと思います。

(*スタハの人気イベント、起業にまつわるオカネのはなしシリーズ。会計・税務、資金調達などを学べます)

 

――スタハに通い始めて約半年、いよいよ卒業。そこに至るまでのステップアップを教えてください。

田中さん:スタハにいると起業思考になれます。これは、東京丸の内という立地や同じように起業を目指す人達に囲まれた環境がそうさせるのだと思います。起業思考になり、本から情報を得る。そして事業プランを書き、起業相談で壁打ちさせてもらう。そうやって事業プランを固めていける場所ですね。

 

――順調にステップアップしているように思えますが、不安に陥ることはありませんでしたか?

田中さん:あります、あります! 不安に思うことは起業した今も同じですが、スタハにいたときはコンシェルジュさんに相談することで乗り超えました。自分はいまこういうことを思い、不安であることも伝えます。するとコンシェルジュさんは、その経験値から「こう考えてみたらどうですか?」とアドバイスをくれます。僕のように1人で起業準備をしていると、不安になれば思考停止になってしまう。自問自答は難しいので、コンシェルジュさんに話すことはとても大事だと思います。


スタハを卒業しても、田中さんの野望はまだまだ加速!

――社会貢献ができる事業をしたい! そんな思いからスタートした田中さんの新規事業ですが、業務内容を教えてください。

田中さん:パン屋さん向けに、自社製法特許取得の天然酵⺟製パン資材を販売しています。ただし、この資材を沢山売ります!という訳ではなく、健康に良いパンを作ることで結果的に儲かるという考え方をしています。人類にとって「安心・安全で健康に良く、とっても美味しい」というパン技術を普及して、パン業界のSDGs達成を目指しています。

 

――天然酵母などパン資材の販売以外にも、パンのコミュニティサイトを立ち上げましたが、これは起業準備段階でやろうと決めていましたか?

田中さん:はい、決めていました。パンのコミュニティサイトというのは今までになく、僕の立ち上げた@bread(https://atbread.com/)は、日本初のパン・コミュニティサイトになります。このコミュニティを通して僕の考える安心・安全な「本当のパン」というものを知ってもらいかったし、パン好きのみなさんが話していることも共有して欲しいと思っていました。パンのコミュニティを作ることでマーケティングにもなりますし、パン屋さんも今どんなパンが流行っているのかなど、参考にしていただければと思います。


安心・安全で美味しい、花酵母製のパン。この花酵母製のパンは、「HOTEL ALLAMANDA AOYAMA レストラン ポルトフィーノ」のモーニングに提供されています。


 

「起業した今でも不安に襲われることはしょっちゅうある。」
そうおっしゃる田中さんですが、今後の展望を語る様子はとてもイキイキと輝いていました。会社ロゴのキャッチフレーズ「パンの未来、ふくらむ」。田中さんの事業、やりたいこと、志は、もっともっと膨らんでいきそうです!

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