クラウドファンディングの選び方や気を付けるべきことは?

コンシェルジュ通信では、スタハで実施しているコンシェルジュ起業相談の事例をもとに、少し発展的なトピックスをご紹介します。
7回目の担当は、澤井泰良コンシェルジュです。

 

クラウドファンディングの種類、成功のポイントや気をつけたいことは?

Q:雑貨やオリジナルのファッションを売る店の開店に向けて、クラウドファンディングで資金調達をしたいのですが、選び方や気を付けるべきことはありますか?

A:クラウドファンディングの種類、成功のポイントや気をつけたいことをお伝えします。

 

1.クラウドファンディングの仕組みと種類

サイト上でプロジェクト実行者が必要な資金を募り、多くの閲覧者(会員)から支援してもらう資金調達で、サイト運営社側には、集まった資金から手数料(10~20%が相場。各サイト規定による)を支払います。資金の支援方法によって下表のような分類と特徴があります。

<親和性が高いプロジェクト>
・寄付型:自治体や社会福祉系の団体など非営利の事業プロジェクト
・購入型:商品の製造、店舗の開設、コンテンツの制作等のプロジェクト
・融資型:実績のある事業や不動産融資(返済能力が要求されるため)
・株式型/投資型:成長性や、売却の機会のあるプロジェクト

今回の店舗開業には、購入型クラウドファンディングが適していると言えるでしょう。

 

2.代表的な購入型クラウドファンディング

・様々なジャンルを扱う総合型の『READY FOR』『CAMPFIRE』『Makuake』
・分野特化型の『kitchen starter』(飲食店に特化)
・大企業と連携している「Wonderfly」(ANAと連携)
などがあり、現在100サイト程度もあると言われています。まずは実績が多い総合型のサイトをお薦めしますが、目的に合致していれば、分野特化型や大企業連携型を検討してもいいかもしれません。

 

3.成功のポイント

◆プロジェクトの魅力・特徴の伝え方
支援が集まるプロジェクトには、ワクワクする感じ、魅力的なリターンのあるものが多いと感じます。支援したいと感じてもらえるような魅力的で的確な伝え方が重要です。

◆支援者へのリターン(支援の対価となる商品やサービス)
支援する側のモチベーションにつながる、プレミアム感やレア感のあるものを企画しましょう。

◆情報発信・拡散
サイトに掲載しただけでは、支援を募るには不十分。周囲への告知、SNS での発信、拡散力のある知人がいれば協力をお願いしましょう。

 

4.気をつけたいこと

■入金までにかかる期間を、最低3ヶ月は想定して計画しましょう。
着手:サイトへの掲載までに、掲載文章の作成・審査などの時間を鑑みて約1ヶ月
資金調達:サイト上の掲載期間は大体1ヶ月前後~それ以上が現実的
入金:プロジェクトが成功しても実際の入金までに1ヶ月ほどかかる

■トラブルやリスクの回避・対応のための対策や必要事項の記載を万全にしましょう。
<良くあるトラブルやリスクの例>
・リターンの質や内容に関する問題
・資金調達を達成した後のプロジェクトの失敗や中止
・アイデアを公開することによる、他社(者)からのアイデア盗用のリスク

 

クラウドファンディングは、アイデアや視点に光るものがあれば法人・個人に関わらずまたこれまでの実績がなくとも成功する可能性があり、創業時の資金調達として適しています。また、検討している商品やサービスに対する反応を測る機会としても活用価値があります。これはと思うプロジェクト、事業のアイデアがあれば、ぜひチャレンジしてみてください。

コンシェルジュ 澤井泰良

 

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